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平成23年民法3問目

さて,ほろ酔い気分で更新です。本日は本試験6問目,民法ですと4問目となります。では,早速いきましょうか。


次の対話は,無権代理に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次の(ア)から(オ)までの学生の解答のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組み合わせは,後記(1)から(5)までのうちどれか。


教授:Aの代理人であると称するBが,Cとの間で,Aが所有する甲建物の売買契約(以下「本件売買契約」と言う。)を締結したところ,Bが代理権を有していなかったという事例を考えてください。この事例において,Cは,どのような法的手段をとることが考えられますか。

学生:(ア)Cは,Aに対して本件売買契約を追認するか否かの催告を行うことができ,また,Aの追認がない間は,Bが代理権を有しないことについてCが善意か悪意かを問わず,契約を取り消すことができます。

教授:それでは,事例において,BがCから受け取った売買代金をA名義の預金口座に入金し,Aがこれを認識しながら6ヶ月間そのままにしていたという場合には,Aは,なお追認を拒絶することができるでしょうか。

学生:(イ)追認があったかどうかが問題になりますが,黙示の追認がなかったとしても,取り消すことができる行為の法定追認について定めた規定の類推適用により,本件売買契約を追認したものとみなされますので,Aは,もはや追認を拒絶することができなくなります。

教授:では,事例において,本件売買契約を締結した後に,Bの無権代理によるCへの甲建物の売却を知らないDに対してAが甲建物を売却し,その後,AがBの無権代理行為を追認した場合には,CとDのどちらが甲建物の所有権を取得しますか。

学生:(ウ)AがBの無権代理行為を追認しても,第三者の権利を害することはできませんので,追認の遡及効は制限され,対抗要件の具備を問うまでもなくDが所有権を取得します。

教授:では,事例において,BがAの子であったと仮定し,AがBの無権代理行為の追認を拒絶した後に死亡し,BがAを単独相続した場合は,どうなりますか。

学生:(エ)Aが追認を拒絶することにより,Bの無権代理による売買契約の効力がAに及ばないことが確定しますので,その後にBがAを相続しても,Bは,追認拒絶の効果を主張することができます。

教授:事例において,Aが追認を拒絶した場合,Cが民法第117条第1項に基づいてBに対して損害賠償を請求するためには,Bに故意または過失があることを立証する必要がありますか。

学生:(オ)無権代理人の損害賠償責任の性質は,不法行為責任ではなく,法律が特別に認めた無過失責任であると考えられますので,Cは,Bの故意または過失を立証する必要はありません。

(参考)
民法
(無権代理人の責任)
第117条 他人の代理人として契約をしたものは,自己の代理権を証明することができず,かつ,本人の追認を得ることができなかったときは,相手方の選択に従い,相手方に対して履行または損害賠償の責任を負う。
2 (略)

(1)アウ (2)アオ (3)イウ (4)イエ (5)エオ



またまたサービス問題ですね。これも1分かからずに正答できる問題です。(ア)から順にみていきましょうか。


(ア)
キーワードだけが浮き上がって見えてきますよね。『Cが善意か悪意かを問わず,契約を取り消すことができます』取消権は善意のみです(§115)。なので見た瞬間に(ア)は切れます。(ア)のある(1)(2)はなくなります。まあ,過去問頻出の論点なので,迷うようなことはまずないでしょう。

(イ)
この論点,過去問ですね。まあ,条文・判例からも容易に正誤の判断ができます。あっという間に切れますね。

【参考過去問平成14-2-(ア)】
Bは,Aから甲土地の売買代金の一部を受領した。この場合,Bは,Aの無権代理行為を追認したものとみなされる。

はい,これでこの問題終了(笑)一応正答肢の(エ)と(オ)も目を通しますが,自信を持って次の問題にいけますよね。過去問知識だけで1分かからず正答できます。

(ウ)以降も確認していきましょう。

(ウ)
キーワードは対抗要件の具備を問うまでもなくですね。言葉悪いですが,司法書士目指している人でこの肢で引っかかるような方はちょっと…どうなんでしょう。根本的な勉強方法が間違っているかもしれませんので,(1)や(3)を選択してしまった方は早急に勉強方法の見直しをお勧めします。

(エ)
こちらも過去問頻出論点。見た瞬間判断つきます。

(オ)
これは初めての肢ですか?過去問ではちょっと記憶がありません。条文まで親切に出ております。が,本試験ではこの肢がどうなのか?じっくり検討するべき肢ではないように感じます。個数問題ではないので,あまり深く考えすぎてしまうのもどうかな,と。なので私なら(オ)はさらっと流して,迷わず(5)をマークして終了させます。


本試験ではすべての肢を完璧に知っている必要はありません。要は正答できればよろしいのですから。この辺が幅広い知識よりも,正確で確実な基本知識を押さえておいたほうが得策と言われる所以でしょう。ただ,過去問を復習する場合にはひと肢ひと肢丹念にやらなければなりませんよ。でないと,本試験で過去問パワーを発揮できませんので。

以上,なにかご質問等あれば気軽にコメントしてください☆
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コメント

なるほど

私・・・なぜか(ウ)に?マーク付いていました(大汗)
見ると(オ)にも?マークが・・・

(エ)を軸に消去法で当ててますが、
(ア)と(イ)に自信が持てなかったのは良くないですね・・・

今は大丈夫・・・たぶん(笑)

Re: なるほど

(ウ)はおそらく,キーワードの目の付け所の関係でv-362にしたのではないでしょうか?
『第三者の権利を害することはできませんので』の方が強く頭に残っていたのだと思います。

(オ)は昨年7月の段階では気にしなくて良い肢だと思います。(今後はしっかり理解しないといけませんが)

これを機に再度過去問演習をやるときは意識的に取り組んでいっていただければと思います。

それと,答練や模試を解く際に,自分の頭の引き出しはどこか?ということも意識してみるのも良いかもしれません。

私の場合,問題を解く場合は,

過去問(解決しなければ)→直前チェック(解決しなければ)⇒条文・判例

といった順に引き出しを開けていたように感じます。


頑張っていきましょうv-91

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